東京都江東区深川の内科 大家クリニック【内科・生活習慣病・心療内科・糖尿病他】

内科

風邪、腹痛や生活習慣病など、内科全般の診療を行っています。
体調不良を感じたり健康診断で治療をすすめられたときは、できるだけ早くご相談ください。
必要に応じて、高度医療機関への紹介もしています。


◆ 血圧のコントロールを良くしたい

 血圧のコントロールを悪くしている可能性があるのは

(1)食塩の取りすぎ
血圧の高い人はたいてい塩分を控えるように心がけています。
一日6gから7gに押さえるのが望ましいとされていますが、この量だとどの位の
薄味になるのか体験している人は少ないのではないでしょうか? 

血圧に関してカリウムはナトリウムに拮抗して働くと言われています。
ナトリウムの摂取をひかえながら野菜や果物でカリウムを十分に採ることも大事です。

(2)職場や社会あるいは家庭生活でのストレスを上手に処理できていない
職場などでの過緊張が血圧を上げていると思われる方がおられますが、
ご自身はそのことに気づいていないと言うこともよく経験されます。心身症としての高血圧。

(3)白衣の前で緊張してしまう
こういう方は血圧計を買われて自宅での血圧を記録して受診時に持参するように
しましょう。
一度ご自分の血圧計を持参して、どのくらいの目安になるか確認してもらいましょう。
おなかで楽に息をしながら何度か測るとだんだん下がってある値に落ち着くのを体験してみてください。

(4)タバコ
ニコチンが血中にはいると細い動脈が収縮して血行を妨げます。それが脳や心臓、
腎臓などの臓器を傷害することにつながります。タバコは減らすのでは意味がなく、
禁煙を目指すべきです。
禁煙が難しいのは2つの理由があります。
1つには体がニコチンを求める状態になっていることでこれを身体的依存と言います。
もう一つはタバコを手にしていないと落ち着かないと言う精神的依存です。
この二つがあるために一筋縄では禁煙することが難しいのです。
必要ならばニコチンガムやニコチンパッチ(貼り薬)などの助けを借りて身体的依存の部分についてはつらい思いをすることなく禁煙を達成することもできます。

タバコに代わる何かを見つけることができると良いのです。(人によりそれは千差万別です)

◆ コレステロールが高いが…

 コレステロールが一口に高いといっても種類があります。

総コレステロール、善玉コレステロール及び中性脂肪はその値が食事の影響を
受けるため、正確に評価するためには朝食前に採血しなければなりません。

食事をしてしまった後の値が高かったからといって必ずしもコレステロールの値が
病的に高いわけではありません。
それに対して、悪玉コレステロールは食事によって値が高くなることはないので、
日中の採血でも高値と言われたら、直ちにそれは是正する必要があります。

 悪玉コレステロールの正常値は140mg/dL以下ですが、

喫煙、高血圧、糖尿病、加齢(男性は45才以上、女性は55才以上)、
家族に狭心症や心筋梗塞の人がいる、
善玉コレステロールが4mg・dL未満といったリスク


が3つ以上ある場合は120mg/dL以下、心臓の血流が低下している場合は(狭心症、
心筋梗塞、心電図で心臓の血の巡りが落ちていると判断される場合)100mg/dL以下
にすることが動脈硬化学会のガイドラインで示されています。
悪玉コレステロールそのものが測られていない時は以下の式によりだいたいの値を
知ることができます。

 悪玉コレステロール=総コレステロールー中性脂肪/5-善玉コレステロール

高コレステロール血症の内訳を評価するには朝食前の採血により、総コレステロール、中性脂肪および悪玉コレステロールのいずれが多すぎるのかを測ります。
中性脂肪が高いのはアルコールないしカロリーの採りすぎ、総コレステロールが高い
のは動物性脂肪の採りすぎであることが多く、適度な運動で燃焼させることもできます。
(歩くのなら一日少なくとも1万歩を週4日以上:目安は10分早歩きすると千歩になる)

食事に気をつけても、運動も十分にやっていても悪玉コレステロールが目標の値に
下がらない場合はコレステロールを下げる薬を服用してもらいます。
この薬は時に筋肉痛や肩こりとして自覚される副作用が出ることがあります。そうした時は忘れずに受け持ち医に相談するようにしましょう。


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◆ 血圧の薬はのみはじめたら一生のみつづけなければいけないか?

最近の医学統計によると塩分制限、運動、減量など養生に励むと四 人に一人が血圧の薬をやめることが出来るという結果が出ています。
ただしその後も血圧のチェックは必要です。

高血圧学会のガイドラインには以下のような患者さん自身ができる生活習慣病の養生法がまとめられています。

1)食塩制限 一日の食塩摂取量を7g以内に抑える
  平均的な日本人は一日に約13gの食塩をとっていると言われています。

2)適正体重の維持
  標準体重は 身長(m単位で)X身長X22で計算されます。
  例えば172cmの身長の場合
  1.72X1.72X22=65.1kg
  で、これより20%増しまで78.1kg以下が適正体重です。

3)アルコール制限
  純アルコールで男性は20〜30g/日まで
            女性は10〜20g/日以下

4)コレステロールや飽和脂肪酸の摂取を控える
  牛、豚、バター、卵はほどほどに。

5)運動療法
  一日30分の早歩き程度の運動を。

6)禁煙
  タバコはやめる。

◆ 糖尿病の診断 → こちらへ

◆ 糖尿病の養生法は?

 糖尿病と言われたら
糖尿病はのどが渇いてやたらと水分がほしくなる、また夜間何度もトイレにゆくなどと言った症状で気づかれ、それ以上の困った症状は初めのうちは少ないので、たいした病ではないと治療を中断しがちです。が、放っておくと視力を失うとか腎臓を痛めて人工透析を受けなければならなくなったり、(今日日本中で約690万人の糖尿病患者がおり、そのうち約3000人が毎年糖尿病性網膜症で盲人となり、一万人が糖尿病性腎不全により人工透析を受ける生活になっています。) 脳梗塞、心筋梗塞を合併する方も少なくありません。治療を中断せず養生を続けることが肝心です。
 まず標準体重に近づけること
標準体重は身長(m)X身長X22で計算されます。身長172cmの場合1.72X1.72X22=65.1kgです。一日に必要なカロリーはどれだけ体を動かすかにより差がありますが、デスクワークの場合標準体重kgあたり30kcal標準体重60kgなら1800kcalです。1kgあたり30kcalに慣れたら血糖値のコントロール具合を見ながら25kcal/kgに厳しくしても耐えられるようになります。
 目の前にある食べ物が大体何キロカロリーあるかわかるようになっておけばダイエットはうまくゆくようになります。
ご飯軽く一杯(110g)は160キロカロリー、
6枚切りのパンなら一枚(60g) が160キロカロリー、
うどん一玉(240g)は240キロカロリー、
もち(5X5X1cm、35g)80キロカロリー、
ビール200mlで80キロカロリー、
ワイン100mlが80キロカロリー
日本酒は75mlで80キロカロリー
焼酎なら70ml(20度)、55ml(25度)、40ml(35度)で80キロカロリーと
大体のカロリーがわかって今日は一日約何キロカロリー採ったか計算できるとコントロールは良くなります。

◆ 通風で薬を飲んでいるが…

痛風の患者さんは痛みがひどい時には薬を飲んでくれるのですが、
痛みが治まると通院が途絶えてしまう方がおられます。

痛風すなわち高尿酸血症は血液中の尿酸が高いという一種の代謝疾患です。
糖尿病が血液中の糖の濃度(血糖)を正しく保つことができない病気であるのに対して痛風すなわち高尿酸血症はプリンという成分が正しく処理(代謝)されずに、尿酸という物質が体にたまる病気なのです。
以前は食事由来のプリン体が作られる尿酸の多くを占めていると思われていました。が、最近の研究では血中の尿酸のうち食事由来のものは2割以下であることがわかってきました。大部分は新陳代謝でできたものです。
アルコールの摂取により尿酸の処理が阻害されるので飲酒の量は
控える必要があります。

血液中の尿酸値が高い状態では、そうでない人に比べて動脈硬化が速く進行します。その結果心臓や脳、腎臓などの臓器が傷害されてしまうのです。それを予防するために尿酸を下げる薬を痛みがなくなっても根気よく飲み続ける必要があります。

痛みがなくても血液中の尿酸の値を正常に保つ努力は続けなくてはなりません。 

以前は食事制限が勧められていたのですが、上に書いた理由で最近はあまり食事制限を
厳しく言うことはなくなりました。

◆ 癌(がん)になってしまったら → こちらへ

◆ 風邪が良くならない → こちらへ

◆ SAS(睡眠時無呼吸症候群)

SAS(睡眠時無呼吸症候群)の在宅夜間での治療にも応じます。
手順
内科外来に受診して頂き、SASの治療を希望する旨御相談下さい。
まず、自分には寝ている時に呼吸が充分できていない為に、ぐっすり眠れてないと言う気がすると言う方に(肥満だったり、いびきをかく人に多い)

寝ている間、どれだけ充分に呼吸できているか、専門の業者自宅まで検査キットを送ってもらって一晩データを取り、SASの有る場合は
治療の方法は2通りあります。
1)CPAP(シーパップ:持続陽圧呼吸療法)とは、機械で圧力をかけた空気を鼻から気道(空気の通り道)に送り込み、気道を広げて睡眠中の無呼吸を防止する治療法です。 CPAP療法は、
1998(平成10)年に健康保険適用になりました。

2)マウスピースによるもの
入れ歯のようなもので下顎を前方に引っ張り上げて。舌根が落ちて気道が塞がるのを防ぐ

特にCPAPは有効です。


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